ゴー宣ジャーナリスト 焙煎珈琲です。
「ニコニコ動画のトラブルから見るデジタル化の不安」
小林よしのりライジングをはじめ様々な動画配信を行っているニコニコ動画。
ところが6月8日に一切アクセスできなくなりました。
6月14日の「ドワンゴプレスリリース」によると
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6月8日午前3時30分頃、当社サービス「ニコニコ」「N予備校」を含む当社ウェブサービス全般で正常に利用できない不具合が発生し調査したところ、同日午前8時頃、ランサムウェアを含むサイバー攻撃によるものと確認されました。
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ランサムウェアとは暗号化することでファイルを利用不可能な状態にした上で、そのファイルを元に戻すことと引き換えに金銭(身代金)を要求する悪意のあるソフトウェアのこと。
6月28日にはロシア系ハッカーが犯行声明 ニコニコ動画へのサイバー攻撃とのニュース。
「ロシア系ハッカー犯罪集団が匿名性の高い闇サイトに犯行声明を出し、金銭を支払わないと盗んだ利用者や従業員の個人情報を7月1日に公開するとした」
とのこと。
ドワンゴによるとクレジットカードの情報漏洩の形跡はない、としています。
しかし7月1日朝ニコニコ動画と同じパスワードを使っているサイトにアクセスすると
「パスワードが漏洩しています。緊急に同じパスワードを使っているサイトのパスワードを変更してください!」
と出ました。
慌てて全てのサイトのパスワードを変更したのですが、この様子ではクレジットカードなどの情報も漏洩している、と考えたほうが無難です。
クレジットカードが不正に使われてもすぐにカード会社に電話連絡してカード利用を止めれば、一旦は引き落とされますが、翌月には補填されます。
ただし使用しているクレジットカードは再発行となるので新しいカードが送付されるまで使えません。
ニコニコ動画の6月、7月分の会員費は一旦引き落とされて翌月以降に補填する形を取ると思われます。
今回ドワンゴのサイバーセキュリティの脆弱さが露呈したことで顧客信頼度が著しく下がりました。
多くの顧客が離れていくことが予想されるので、会社の存続も難しいだろうと予測しています。
さて政府はデジタル庁まで設置してマイナンバーカード設を中心としてデジタル化に躍起です。
しかし強引に進めている割に、当のお役所は民間の3周回遅れの理解度。
マイナンバーカードのサイバーセキュリティは大丈夫なのでしょうか。
私は個人事業主で【e-Tax】国税電子申告・納税システムを使って確定申告をしています。
ところが昨年の申請結果を出力しようとするとサイトからログインができない。
どうやらマイナポータルとやらを経由しないといけなくなったらしい。
しかもスマホでいったん認証されないといけないらしい。
しかしスマホでのマイナンバーカードの読み取りの難しいこと!
今はマシになりましたが3年前なんて神業レベルでした。
私の周りの個人事業主は皆税務署に紙提出しているといいます。
全然デジタル化なんて出来てない。
また保険証の代わりにマイナンバーカード、なんて言っていますが私が通う医者や調剤薬局の半分が使用できませんでした。
全然デジタル化なんて出来てない。
やるからにはしっかりやってくれなくてはいけません。
今回の教訓を基にまずはインフラを安心・安全なものに整えてほしいものです。
プロフィール
東京都新宿区の直火式珈琲焙煎士兼販売店オーナー。
学生時代はほぼ昭和で平成元年社会人デビュー。
大手自動車メーカーに就職したのに6年で退職。
その後派遣を含めあちこち転職し続けて20年。
平成10年12月に脱サラしてようやく念願の独立。
趣味、というよりなくてはならないものが漫画。
草野球試合中にバットで殴られた事件で門下生に。
昨日のよしりん先生ブログの『誰か「ゴー宣ジャーナリスト」で詳しいことを知らせてくれる人はいないのか?』との問いかけに呼応して、急遽投稿された原稿です。
引き続き詳しいところを取材するとのことなので、続報を期待してます!
しかし、平和ボケでロシアのハッカーにヤラレ放題やられたニコニコを見てると、いつ日本がロシアに侵略されてもおかしくないと背筋の寒い思いをするのは、私だけでしょうか?